新しい2シーターのレトロ・バーズが4度目のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞して華々しく登場した。新型サンダーバードはリンカーンLSと同じく、DEWプラットホームを基に設計された。それは近年のトレンドであったノスタルジックなスタイルの再現であり、2シーターの初代サンダーバードをモダンにモディファイした再来であった。取り外し可能なハードトップとコンバーチブルが設定された。この車が最初に登場した時、需要が供給を超え、そのために、ディーラーが値段を高くする事態まで起きた。レトロ・バーズのスタイリングは、代わることなく続いた。行われた変更は、ボディ・カラーの追加と、それに合わせた内装色の追加だけであった。しかし、販売は年々減少を続け、2005年には生産が打ち切られた。フォード社としては、新たなサンダーバードを数年の内には発表する計画であるが、その時期は明確ではない。
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